社員ブログ

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90円の男


Acroquestは社内に自動販売機が設定されており、全品が100円である。

ところが、さらにうれしいことには、土曜日には全品が10円となるのである。
土曜日に出社して社内のセミナーなどを受講する社員もいるが
そういう人たちに向けたサービスである。

ところで、この価格の設定は自動販売機担当の社員が行っている。

担当社員が、金曜日の退社前に切り替え、月曜日の出社後に
元の値段に戻す。

つまり、ルール上は土曜日が10円なのだが、実際の運用上は
金曜日の夜と月曜日の朝もある時刻までは10円で購入できてしまう。

ここで社員Mの登場である。

ある月曜日の朝に社員Mが飲み物を自動販売機で購入したところ、
90円のおつりが出てきた。

100円を投入したのだが、その時点では、まだ価格設定が10円のままだったのである。
みなさんはこのような場合にどうするだろうか?

「まだ100円に戻っていなかったのか」と90円のおつりを
そのまま自分のものにする人が多いのではないだろうか?

別に購入者が不正を行っているわけではない。しかも少額である。
私も90円のおつりは自分のものにしてしまうかもしれない。

しかし、社員Mは違った。

「月曜日になっているのに、飲み物が10円のままはおかしい」と言って、
90円のおつりを自動販売機担当に渡したのである。
「おつりをもらうのが、何か気持ち悪い」とまで話していた。

Acroquestでは、例え財布を机の上に出しっぱなしにしていたとしても、
盗まれることは絶対にない、と言い切れる。

それはMのような社員がいるからである。

社会人になってどこかの企業に就職すれば、以降は人生の多くの時間を
職場で過ごすことになる。そう考えた時に、人間的に誠実で信頼の
おける人と一緒に働けることがどんなにありがたいことか。

Acroquestは現在では80名足らずの小さな企業だが、
今後人数が増えるとしても、誠実さに欠ける人物は採用したくない。

誠実さはAcro人に欠かすことのできない特徴なのである。