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2012年7月4日

Acroquest Technology、連続的に発生し続ける
大量データをリアルタイムに高速処理する
CEP(Complex Event Processing)製品
「AcroMUSASHI CEP」の販売を開始

ネットワークインフラ向けにミッションクリティカルシステム開発/コンサルティングを行うAcroquest Technology株式会社(以降、Acroquest)は、2012年7月4日、CEP(Complex Event Processing:複合イベント処理)製品である「AcroMUSASHI CEP」の販売を開始しました。

AcroMUSASHI CEPは、JavaによるKey-Value型のインメモリ・データグリッド製品であるAcroMUSASHI DataGridを基盤にしており、大量データをメモリ上で処理することで、高速処理を実現しています。また、連続的に発生し続ける大量データ(ストリームデータ)をウィンドウ(※1)という単位に分割し、SQLに類似したCQL(Continuous Query Language)と呼ばれるイベント処理言語によって、データのフィルタリングや集計を定義することが可能です。

AcroMUSASHI CEPを利用することにより、例えば、スマートデバイスのある時点での位置情報(Single Event)を、一定間隔で収集してリアルタイムに処理することにより、

・ 2点間の位置情報から対象スマートデバイスの移動速度を算出
・ 複数区間における移動速度の平均値を算出し、閾値と比較して、走行中かを判定
・ 走行中のスマートデバイス内で、一定期間内の移動距離ランキングをリアルタイムに算出

というような、複合イベント処理(Complex Event Processing)によって価値あるデータに変換することが可能になります。

※1 ウィンドウには、イベント数による件数ウィンドウ、時間間隔による時間ウィンドウなどがある

■AcroMUSASHI CEPの特徴
 AcroMUSASHI CEPの特徴は以下の通りです。

AcroMUSASHI DataGridを基盤にしており、全てメモリ上で高速に処理することが可能です。また、AcroMUSASHI DataGridの優れたスケーラビリティを持つという特徴をそのまま継承しています。

CEPエンジンにおける分析シナリオの定義は、WGP(Web Graphical Platform)(※2)によって開発されたグラフィカルな定義ツールによって、Webブラウザから容易に定義可能です。また、イベント処理言語(CQL)によって、データのフィルタリングや集計を定義することが可能です。

当社が開発するENdoSnipe(※3)を内部に組み込んでいるため、CEPエンジンプロセスのCPU使用率、メモリ使用率、JavaGC実行時間、CEPの分析シナリオを構成するCEPコンポーネント固有のメトリクス情報を監視し、システムの負荷状況の分析や運用に即したシステムのリソースチューニングが可能となります。

今後、リアルタイムにストリーミング処理を分散実行可能とするため、Storm(※4)との連携機能を提供予定です。

※2 HTML5+CSS3+JavaScriptによるグラフィカルなWebUIを開発するためのオープンソースプラットフォーム
※3 Javaシステムに潜むパフォーマンス問題や品質問題の原因を自動的に検出し、見える化するJavaシステム診断ツール
※4 http://storm-project.net/

 

AcroMUSASHI CEPの分析シナリオ定義画面

図1 AcroMUSASHI CEPの分析シナリオ定義画面

■価格
 AcroMUSASHI CEPは1コア当たり、1ライセンス\1,500,000で販売いたします。


<会社概要>
【代表者】新免 流(シンメン リュウ)
【事業内容】ミッションクリティカルシステム開発/コンサルティング
【URL】http://www.acroquest.co.jp

<本件に関するお問い合わせ>
Acroquest Technology 営業担当の槇 信之(マキ ノブユキ)までお願いいたします。
TEL:045-476-3171 FAX:045-476-4171  E-mail: