お客様
小田急電鉄株式会社 様
概要
小田急電鉄株式会社(以下、「小田急電鉄」)様 は、東京都心と神奈川県を結ぶ鉄道事業を中心に、不動産、生活サービスなど多岐にわたる事業を展開しています。特に、ロマンスカーをはじめとする快適な鉄道サービスを提供し、通勤・通学の利便性を高めています。
小田急電鉄様は「UPDATE 小田急~地域価値創造型企業にむけて~」という経営ビジョンに基づき、小田急沿線や事業を展開する地域に新しい価値を創造する企業を目指しています。
この経営ビジョンの下、経営基盤の強化を図るため、DX推進に取り組んでおり、業務シーンに合わせた生成AI利活用による業務効率化を行っています。
この取り組みを支える技術として、小田急電鉄様は社内業務の改善のために、当社が提供する生成AIソリューション「AcroChatAI( 旧:Acro QA/Azure AI Search日本語強化パック )」を導入。本ソリューションではAzure OpenAI ServiceとAzure AI Searchを組み合わせて活用しており、社内ナレッジを活用したAIアシスタントの開発を実現しました。
ポイント
- Azure OpenAI ServiceとAzure AI Searchを活用し、社内向けAIアシスタントを構築。
- アクロクエスト独自の日本語検索ノウハウにより、日本語特有のドキュメント検索の課題にも対応。
- トランスクリプトデータの読み込みにも対応。Teams会議で出力されたトランスクリプトデータをそのまま利用した議事録の作成を実現。
- 自社のAzure環境内に構築でき、セキュアな環境でドキュメントやデータの活用を実施。
お客様の課題
- 各業務のデジタル変革を推進できる人財の育成を行い、AI利活用による価値創出をしていく必要があった。
- 会議後の議事録作成にかかるコストを削減したい。
ご提案・実施内容
Azure OpenAI ServiceとAzure AI Searchを組み合わせたRAGを実現するAIアシスタント構築ソリューション「AcroChatAI( 旧:Acro QA/Azure AI Search日本語強化パック )」をご提案させていただきました。
小田急電鉄様が以前からオンライン会議をMicrosoftのTeamsを用いて実施してきた背景を踏まえ、Azure OpenAI Serviceの活用によって、トランスクリプトデータから議事録が生成できる生成AIサービスを提案しました。
また、Azure OpenAI Serviceはセキュリティ面でも安心して利用することが可能です。データの流出の心配がなく、既存の社内システムとの親和性も高いため、スムーズな導入が見込めました。
これらの提案により、社内向けAIの実績を積み重ね、小田急電鉄様全体でのAIの活用に向けた基盤を構築することを目指しました。
導入結果
本システムは、議事録作成のコスト削減への貢献と生成AIを使った社内情報資産の検索等に用いられ、社員の業務の効率を向上させることができました。
特に、小田急電鉄様独自の情報も生成AIサービス「AcroChatAI( 旧:Acro QA/Azure AI Search日本語強化パック )」で扱うことができるため、幅広い業務にも生成AIを活用することができ、業務全体の効率化と質の向上が期待されます。
関連情報
・小田急電鉄株式会社