お客様

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)様

 

 国立天文台(NAOJ)様

 

 京都大学様

概要
日本初の位置天文衛星を用いて天の川銀河の星の位置と運動を算出し、星の地図を作成する、JAXA様やNAOJ様、京都大学様等のチームからなる研究プロジェクトが発足されています。
Acroquestは、画像解析や機械学習、ビッグデータ分析の知見を活かして衛星が撮影する星の画像(数百万枚)を解析し、各星の位置と運動のパラメータを算出するプログラムを開発しています。​

欧州では類似研究が行われていますが、本研究ではより高頻度・高精度のデータを収集し、大量のデータの統計処理によって精度を高めようとしています。​

概要

ポイント

  • 精度を極限まで高める必要があり、大量の衛星画像から星を抽出し、25マイクロ秒角の精度(横浜から見て富士山頂に立つ人の髪の毛1本を見込む精度)で位置を計算します。
  • PC上でのシミュレーションと、実際の衛星画像を解析する際のGPUプログラムを共通にし、最小限の修正で双方の目的に対応できるようにしました。
  • PC上でのシミュレーションも現実的時間内に完了する必要があるため、アルゴリズムの最適化を行いました。

システムイメージ
お客様の課題
研究チームの多数のメンバがプログラムを用いて検証を行うため、アルゴリズムの最適化と合わせて、解析モデルを容易に変更できること、および可読性の高いプログラムを開発する必要がありました。

ご提案・実施内容
GPUとCPUの双方で検証を行えるよう、CuPyを用いてプログラムを開発しました。​
PC上でも検証を繰り返し行えるよう、柔軟なモデル変更が行える設計、および計算時間の高速化を行いました。

関連情報
JASMINEプロジェクト