お客様

 株式会社エムスクエア・ラボ 様

概要
日本の農業が抱える様々な解決に挑んでいる 株式会社エムスクエア・ラボ 様は、静岡県との共同研究として、雑草草勢を踏圧により抑制するロボット(除草ロボット)の開発を「草勢管理システム開発プロジェクト」(※1)として進めています。
これにより、農家の除草等に関わる労働時間やコストの削減が期待できます。
除草ロボットは、現在、GNSSを利用した高精度な位置情報のモニタリングと、IoT化によるリモート制御により、自動走行を可能にしています。

概要

除草ロボット

 

※1 本研究は、農研機構生研支援センター「革新的技術開発・緊急展開事業(うち経営体強化プロジェクト)」の支援を受けて実施されています。

Acroquestは、除草ロボットをリモートでモニタリングおよび遠隔制御を行うシステムを、サーバーレス・アーキテクチャを用いて構築しました。除草ロボットが動作している間、位置情報を AWS IoT 経由で受信し、除草ロボットの位置をリアルタイムに地図に表示します。また、位置情報はシステム上に記録され、過去の移動経路や移動距離の確認、および新たな経路の設定に利用したり、リモートでの走行開始/停止などを制御することができます。

概要
除草ロボットのリアルタイム位置表示

ポイント

  • AWS IoT を用いて除草ロボットの操作およびリアルタイムなリモート監視を実現

システムイメージ
お客様の課題
タブレットでリアルタイムに複数の除草ロボットの位置や状態を把握する必要がありました。

ご提案・実施内容
AWS IoT 、およびサーバーレス・アーキテクチャを利用することで、リアルタイムにロボットの位置情報や状態を監視できるようにしました。
また、1つのモバイル通信回線で双方向での通信を実現しており、ロボットからの通知、および、管理者からのリモート制御を可能にしました。

導入結果
必要なときだけロボットを走行させるため、サーバーレス・アーキテクチャにより、ランニングコストを低減しつつも、リアルタイム性・拡張性のあるサービスを実現しました。現在は静岡県との共同研究による実証実験段階ですが、複数の農家で実際に試用されています。

関連情報
株式会社エムスクエア・ラボ