お客様

 大阪市高速電気軌道株式会社(Osaka Metro) 様

概要
大阪市高速電気軌道株式会社様(以下、「Osaka Metro様」)は、大阪の交通の要として、地下鉄とニュートラムを合わせた9路線、総延長137.8キロメートルの路線網を運営しています。Osaka Metro様は、移動手段にとどまらず、都市型MaaS(Mobility as a Service)構想「e METRO」を推進し、大阪の都市生活に新たな価値をもたらすことを目指しています。

「e METRO」構想では、安全で安心、快適かつ便利な鉄道・バスサービスの提供を基盤に、移動を目的とする多様なサービスを統合。これにより、交通手段と都市のサービスが一体となった体験を創出し、大阪のまちづくりに貢献しています。

この革新的な取り組みを支える技術として、Osaka Metro様は社内業務の改善と新規企画創出のために、当社が提供する生成AIソリューション「AcroChatAI」を導入。本ソリューションではAmazon Bedrockを活用しており、複雑な業務の効率化や社内情報の検索性向上に取り組んでいます。

ご担当者様
本件は、Osaka Metro様のデジタル推進部 ICT戦略課の方々の取り組みをご支援させて頂いております。

デジタル推進部 ICT戦略課とは? 
Osaka Metroグループ様のICT戦略を担う部署です。
戦略立案や企画、管理の業務など、幅広い業務を遂行しています。
デジタル推進部
ICT戦略課
係長 山本 修平 様
デジタル推進部
ICT戦略課
係員 安井 淳一 様

 
ポイント

  • Amazon Bedrockを活用し、社内向け業務改善アプリを構築
  • Amazon Kendraを活用し、日本語のドキュメント検索にも対応
  • 1ヶ月で、社内全体で利用できる生成AI基盤の立ち上げをすばやく実施。
  • 自社のAWS環境内に構築でき、セキュアな環境でドキュメントやデータの活用を実施。

お客様の課題

  • 技術人口の現状に伴い、DXに向けた取り組みを推進しており、AIの活用で会社の価値創出をしていく必要があった。
  • 人手不足が深刻化する中で、煩雑な業務の負荷軽減を目的とし、クイックに導入する必要があった。

ご提案・実施内容
AWSのAmazon Bedrockを活用した業務改善生成AIサービス「AcroChatAI」をご提案させていただきました。
Osaka Metro様がクラウドファーストの方針を持ち、以前から業務アプリケーションをAWSをメインに構築してきた背景を踏まえ、Amazon Bedrockを活用して業務改善につなげられる生成AIサービスを提案しました。

また、スモールスタートで導入することで、社内からのフィードバックを集め、継続的にすばやく改善していくアプローチを採用しました。これにより、現場での利用促進が期待でき、迅速なリリースサイクルが実現します。

さらに、Amazon Bedrockはセキュリティ面でも安心して利用することが可能です。データの流出の心配がなく、導入済の既存SaaSサービスとの連携も含め、スムーズな導入が見込めました。

これらの提案により、社内向けAIの実績を積み重ね、将来的な社外向けAIの活用に向けた基盤を構築することを目指しました。

導入結果
本システムは、資料作成への貢献と生成AIを使ったアイデア出しなどに利用され、業務効率が向上し、社員の創造性を引き出すことができました。特に、Osaka Metro様独自の情報も生成AIサービス「AcroChatAI」で扱うことができるため、幅広い業務にも生成AIを活用することができ、業務全体の効率化と質の向上が期待されます。

関連情報
大阪市高速電気軌道株式会社